牽牛子塚古墳の変遷


2022年3月に公開式が開催されていた。パンフレットを貰ったりビデオ説明を見たりしたが面白くなかった。ただのネタにしかならないと思っているので個人的には嫌いだが、連日数多くの人で賑わっている。来客数の多さが目的なのであればこの企画は成功だったと思う。
このような行為、古墳という古代の墓を使用した墓暴きを繰り返している限りは、考古学というものに天皇陵を好きにさせてはいけないだろう。

2018年03月から撮影開始

牽牛子塚古墳が8億円4億円(2022年3月訂正・文化財課に電話で聞いた)ものお金を湯水の如く使い、公園のように整備するという話を聞いた。
新沢古墳群は知らぬ間に様変わりしてしまったので、今回の牽牛子塚古墳は時々見学をしにきてどうなっていくのか変化を見ていきたいと思う。
興味のあったところを適当に撮っていただけなので、場所のまとまりがついてなくて見にくいと思いますがご了承ください。

2018年3月墳丘近景

2018年3月墳丘全景

2018年6月墳丘近景

2018年6月墳丘から駐車場

2018年11月墳丘近景

2018年11月墳丘から駐車場

2018年12月墳丘近景

2018年12月墳丘全景

2019年3月墳丘近景

2019年3月墳丘全景

2019年5月墳丘近景

2019年4月墳丘全景

2019年8月墳丘近景

2019年8月墳丘本体


以上、比べ易いような写真を並べてみたつもりだが、他にもいくつか撮った写真もあるので掲示していこうと思う。

2019年10月から2020年3月

2019年10月墳丘近景

2019年10月墳丘全景

2019年11月墳丘近景

2019年11月墳丘全景

2020年3月墳丘近景

2020年3月墳丘全景


以前はよく分からなかった古墳の形が見えてくるようになっているが、それと共に殺風景になってしまい斉明天皇が非常に寒々しく見える。また、排水は厄介な問題のようで、急斜面すぎる上に変なシートをかぶせてしまっている為なのか、大雨の時に土砂が下の畑に流れ出る、という被害もあったようだ。
古墳の形も明らかに八角形を意識して造成されていて、実際の調査内容はどうであったのかについても興味が出てきた。
全体的に見て異様な光景となっているが、これがどの程度馴染んでくるのか楽しみではある。結果として人をたくさん呼び込めれば勝利なのだ。

2020年5月から2020年10月

2020年5月墳丘近景

2020年5月墳丘全景

2020年7月墳丘近景

2020年7月墳丘全景

2020年10月墳丘近景

2020年10月墳丘近景


しばらく止まっていた工事だったが、夏前くらいから土曜日も作業をするようになった。八角形っぽい形状にするのだろう、ということは分かっていたが、10月写真に見られるような露骨な製品に仕上がるとは思いもよらなんだ。枠を組んでるのでセメントでも流し込むのだろうか?土で覆うのだろうか?ともかくも、他の地区でも見られるような美的センスを疑う代物が完成しそうである。
今回整備されている古墳は2つあり、丘の上段には斉明天皇陵と目される八角形の牽牛子塚古墳があり、これが写真遠景で見える異様な物体。その直下にもう1つ越塚御門古墳があり、それが遠景写真で見える入口のようなところだ。おそらくそこから石室の遺構が見学できるようになるのだろう。
最近は訪問者も多くなっていると感じるが、コロナの影響で都市に行かない割合を考えるとさほどの訪問者では無いかもしれない。

2018年3月墳丘本体

2018年6月墳丘本体

2018年11月墳丘本体

2019年2月墳丘本体

2019年3月墳丘本体

2019年5月墳丘本体

2019年8月墳丘本体


墳丘周辺は雑草が大量に生い茂っており、少し離れた場所では足の踏み入れる場所も無かったほどだった。それらも根ごとすべて刈り取られ、土を踏み固めたり崩れにくいようにして、作業車も入れるような状態となっていった。
墳丘は元々シートがかかっていたので分からないのだが、モヒカン状のものがついていたのに驚き。場所によっては崩壊部分もあり、そこに土嚢を置いて修復していくようだ。
写真で見る「牽牛子塚古墳」の碑の部分が本来は歩けるところになっていて、現在はそれを見上げる形まで掘り下げられたような状態になっている。これは、牽牛子塚古墳の下に存在する「越塚御門古墳」を整備する為か、または、八角墳らしく造成するためかもしれない。

完成した時、どのようになっているかは分からないが、裸の寂しい状態よりも、以前の鬱蒼とした雰囲気の中でこそ古墳は生きるような気がする。
近頃の文化庁の暴走を見ていると、なぜ宮内庁が陵墓を発掘させないかがよく分かる。発掘するだけならまだしも、一線を許してしまうと、「次は次は」となってしまうのである。このように横暴な文化庁には天皇陵を指一本触れさせてはいけないのである。

2019年10月から2020年3月

2019年10月墳丘本体

2019年11月墳丘本体

2019年11月墳丘全景

2020年3月墳丘本体

2020年3月墳丘全景




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